抜毛症のことは調べ尽くした。でも・・・
色々なホームページや書籍を読んで、抜毛症のことには詳しくなった。
でも、結局解決する方法は見つからなかった。
そんな方が多いのではと思います。
抜毛症に関する本は情報が少なくて、ホームページを見てもどこかで読んだ内容のものばかり。
このサイトも2014年から始め、海外の抜毛症の情報や私自身の体験から得たものから少しでもお役に立てる情報があればと思いホームページやブログ、SNSという形で発信してきました。
ただ、皆さんお気づきの通り、知識だけいっぱいになっても何も良くはならないんですね。
原因を知ったからって治るわけではない。
例えば、風邪の原因が、風邪をひいている人の近くにいてウイルスに感染した、だとか、手についたウイルスが食事と一緒に体内に入った、だとしましょう。
ベッドで寝ながら風邪の原因を調べ、「マスクをしなくっちゃ」とか「今度から手を洗ってから食事をしよう」と考えます。
でも、それは予防であって、今ひいている風邪が治るわけではありませんね。
風邪をひいているときにマスクをして治るでしょうか?周囲に移さないことはできますが風邪は治りませんね。
風邪をひいているときに手洗いをして治るでしょうか?治りませんね。
風邪を治すには、良く寝る、栄養をとる、薬を飲むことです。
これは極端な例ですが、予防とどう治すかは全く違います。
すごく当たり前のことです。
ですが、抜毛に悩む人も、すでになってしまった抜毛症の原因を一生懸命調べ、予防策を考えてしまっているかたが多くいます。
ストレスを溜めないようにしよう、○○がいけないから止めよう。
しかし、風邪と同じでいくら予防策を見つけても、既になってしまった抜毛症は良くはならないのです。

GerDukes / Pixabay
解決策は見つからなかった
数年抜毛症について調べましたが、私には解決策をみつけられませんでした。
せいぜい文献に書いてあるトークンエコノミー法ぐらいでした。
以前提供していたカウンセリングプログラムは個人差の大きさと難しいとの意見で提供をやめました。
解決策は人によって違う
私は十円ハゲ程度でしたが、送られてくる写真は髪の半分以上を抜いてしまっているものや、まだらにあちこちを抜いてしまっているものなど、非常に個人差が大きいです。
十円ハゲ程度の私が考える対策は、髪半分失った人の対策と同じではないはずです。
解決策はその人その人によって違う。
何がその人の役に立てるか、プライドを取り戻せる方法かは正直わからない。
なので、育毛剤やウィッグ、手遊びのおもちゃの紹介をすることにしました。
隠すという選択肢
一番大切なことは、普段通りの生活をおくれること。
そのための方法の一つとして「隠す」ことも必要だと思いました。
人目が気になり外出できない、もう地毛だけでは隠せなくなってきた。
そんなあなたの解決策の一つになれば幸いです。