抜毛癖は自然に治るのでしょうか?
その人の抜毛癖がいつまで続くかは予測できません。
適切な治療をしなければ、爪噛みや花粉症の症状と同様、症状が強く出たり一時的に治ったりしながら生涯続く慢性的な症状になる場合もあります。
しかし場合によっては、幼児期に始まった抜毛症が成長とともに自然と治ってしまうケースもあります。
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適切な治療法はありますか?
抜毛症の治療方法はあまり知られていませんが、多くの効果的な治療法があります。
海外の事例では、それによって何千人も抜毛癖から解放されていますし、抜毛癖が完全になくならないにしても、その衝動を小さくしコントロールできるようになります。
こちらのページが参考になるかもしれません。
抜毛癖を持つ人は自傷行為をしてるのでしょうか?
抜毛癖は爪を噛むのと同様の癖ですから、自傷行為ではありません。
強迫性障害ではないんですか?
時折くる強い衝動と、止めたいと思っても繰り返してしまうところが強迫性障害とよく似ています。
しかし、抜毛癖と強迫性障害は違った特徴を持っており、治療法も多少異なります。
抜毛癖はあまり知られていないのですか?
2014年に日本のテレビ番組で海外の抜毛癖をもつ女性の特集が放送されました。
しかし、それまでメディアに取り上げられることはなく、まだ多くの人に知られていません。
特に日本では、適切な情報、治療法が不足しています。
特殊な症状なのでしょうか?
人口の0.5~2%が抜毛癖があると記載されています。
海外の情報では2~4%の人が抜毛癖で悩んでいるとのことです。
100人中2~4人ですので少ない数字ではありません。
多くが女性なのですが、男性のほうがこの症状を隠す傾向があるようで、実際にはもっといるのでは、と言われています。
あなただけの特殊な症状ではありません。
子供が抜毛症です。親の注意をひくためにやっているんでしょうか?
全く違います。
抜毛癖をもつ多くの人は、髪を抜くこと自体と自分の髪の状態(まだらにはげてしまった部分)を恥ずかしいと思っています。
他人に知ってもらおうとは思っていません。
むしろ、両親、配偶者、子供といった身近な人にさえ知られないようにするために隠す努力をしています。
子供の抜毛症を治す方法はありますか?
まずは本人と相談して、抜毛症と向き合って数を減らしていく方法をみつけていかなくてはいけません。
ご家族も協力しながら抜毛がおきやすい場所、時間帯、状況を記録して抜毛がおきやすい環境を変えていきましょう。
抜毛は無意識のうちに行われることが多いので、本人が抜毛に気づいているかを確認しつつ、習慣逆転法やACTといった心理療法を取り入れていきます。
そして、治療のモチベーションを高めるため、抜毛がなかった日はごほうびを与えるなどして治療が嫌にならないよう継続していきます。
これは一つの例ですので、心療内科や精神科に相談することも選択肢にいれて検討してください。
回復する望みはありますか?
もちろんです!多くの人は抜毛癖から回復し、解放された生活を楽しんでします。
髪はもとに戻るでしょうか?
多くの場合、大丈夫といえます。
長期間抜毛を繰り返すことで毛根にダメージが残るケースはありますが、抜毛がおさまれば多くの場合、自然に髪全体がもとに戻ってきます。
髪を伸ばしたり、育毛剤を使用することで自信が取り戻せるかもしれません。
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抜毛症の悩みを解決するかもしれない商品の紹介
抜毛症で悩んでいる方のために、解決の糸口になるかもしれない商品を紹介します。 抜いた部分を生やしたい・細くなった髪をもどしたい 抜毛症は自分で健康な髪を抜いてしまうので自然に抜けていく薄毛とは違います ...
どこに助けを求めればいいですか?
抜毛症と同時に鬱(うつ)や別の精神疾患がある場合があります。
その疑いがある場合はまず、精神科、心療内科、メンタルクリニックに相談することをお勧めします。
また、強迫性障害の本を出版しているお医者様もみえますので相談してみるのもいいかもしれません。
抜毛症支援センターのサイト内にいくつか役立つ情報があります。
治療法の紹介や、抜毛症ブログ、Twitterをご覧ください。
取り組みやすいことから一つ一つ試してみてください!
良い心療内科や精神科を紹介してもらえますか?
本当に申し訳ありません。
紹介したいのですが、見つかっていないのが現状です。
もし、実際にお医者様に通われた方で、とても良いお医者様、医院がありましたら紹介してください。
また、医療機関の方からのご連絡もお待ちしております。