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抜毛症には2つのタイプがあります。
ひとつは、無意識のうちに抜毛をしてしまうタイプ。
もうひとつは、抜きたくて抜きたくて抜毛を抑えられないタイプです。
無意識に抜いてしまう
このタイプは、知らず知らず、自分でも気づかないうちに毛を抜いてしまうタイプです。
何も意識をしていないのに、気付いたら抜毛をしてしまっている。
爪や唇をかんだり、ほほの内側を噛むクセとよく似ています。
多くの場合、これらのクセを持つ人に、無意識のうちに抜毛してしまうタイプが多いようです。
このタイプは、どちらかというと退屈に感じることが抜毛の引き金になっています。
例えば、テレビや映画を見ているとき、なんとなく考えごとをしているときに起こりやすいのが特徴です。
また、子どもの抜毛症に多いのは、この無意識に抜いてしまうタイプです。
抜きたい気持ちを抑えられない
このタイプは、もうとにかく毛を抜きたい、どうしても抜きたい、抜かなければ気持ちが抑えきれない、というタイプです。
特に、他の毛と比べて色や手触りが異なる毛を見つけると、その衝動が抑えきれなくなります。
しかもその衝動はだんだんとエスカレートしていくので、止めようと思っても、止めることがとても難しい状態になっています。
無性にそわそわしたり胸から首のあたりがムズムズしたりして、他のことに手がつかない気持ちになります。
このタイプの抜毛は、ストレスに感じることが引き金になるケースが多いようです。
例えば、人間関係での悩み事や、むしゃくする出来事、考えがうまくまとまらないときに起こりやすくなっています。
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自分のタイプを知って解決策を練ろう
以上、2つのタイプのうち、あなたはどちらのタイプだったでしょうか。
自分のタイプを知ることで、とるべき対策はちがってきます。
もちろん、2つとも当てはまるケースもあります。
その場合は、どちらがよく当てはまるかを知っておくといいでしょう。
そして、それぞれのタイプごとに、
未然に防ぐ方法と、起きてしまってからどう対処するかの事後対策をあらかじめ考えておきます。
無意識のうちに抜いてしまうタイプの場合、退屈に感じることが抜毛の引き金になりやすいので、
そのシチュエーションになる前に、例えば、
・ヘアバンドを巻いておく
・指サックや手袋をしておく
といった行動が、未然防止につながります。
そして、もし意識しないうちに抜きだしたら、
・席をたって散歩をする
・軽い運動やストレッチをする
といった行動が事後対策になります。
抜きたい気持ちを抑えられないタイプの場合、ストレスが引き金になるケースが多いですから、
・ポジティブ思考を身につける
・瞑想やヨガでストレス対策をしておく
・ABC理論を学んでおく
といった行動が未然防止になるかもしれません。
そして、もし抜くことを抑えられず抜いてしまったら、
・すぐにシャワーを浴びる
・代わりの行動をとる(掃除や絵を描く、体や手を使った行動)
が事後対策になるかもしれません。
これらのことを、あらかじめ自分の中でルールを決めておけば、抜毛の数が減らせるかもしれませんね。
ここでの「例え」は一例ですから、自分にあった方法を見つけて試してみるといい結果につながるかもしれません。
ABC理論を学ぶなら、アルバート・エリスの本がおススメです。